会員の紹介

2014年7月掲載

日本を外から見る視点を得ることが、これからはますます重要になる



    

東京大学
大気海洋研究所 気候システム研究系
准教授

鈴木 健太郎


Q. 学部・大学院での専門

地球物理/理学学士(東北大学)
大気物理/理学修士(東京大学)
理学博士(東京大学)


Q. 過去の研究履歴(略歴など)

東京大学気候システム研究センター 研究機関研究員:
      詳細雲微物理モデル開発・全球雲解像エアロゾル輸送モデル開発

コロラド州立大学大気科学科 博士研究員:
      衛星雲データ解析・数値モデル検証

コロラド州立大学大気科学科 研究員:
      衛星雲データ解析・数値モデル検証

NASA Jet Propulsion Laboratory, Research Scientist:


Q. 現在の専門分野(仕事の内容)

衛星観測データの解析と数値モデルを組み合わせて、雲に関する研究を行っています。
特に、雲とエアロゾルの相互作用とその気候影響に興味を持っています。


Q. この分野に入ったきっかけ

物理や数学を使って身近な自然現象を理解したいと思ったこと。


Q. 現在の研究(仕事)の魅力やおもしろさ

  1. 観測データの中に面白いパターンを発見したとき。また、それを数値モデルや理論によってうまく理解できたとき。
  2. いろいろな人種・民族的背景を持つ人々と国境を越えてアイディアを共有・交換できること


Q. これまで研究(仕事)をしていて辛かったこと(解決策なども)

論文が書けずに悶々としているときや、(基本的に給料がソフトマネーベースなので)この先研究費取れるか分からず不安なとき。
抜本的な解決策ではないですが、南カリフォルニアの青い空や椰子の木などを見て、深呼吸することでしょうか。


Q. 研究(仕事)以外の楽しみや趣味

ピアノを弾く、音楽を聴く、家の周りを散歩する、ドライブに出かける、娘たちと遊ぶ。


Q. 仕事とプライベート(家庭など)のバランス

基本的に夕方5時頃までには職場を出て帰宅し、家ではなるべく娘たちと遊びます。 週末は家で仕事をすることもあれば、家族と公園などに出かけることも多いです。


Q. 進路選択を控えた大学生、大学院生へのメッセージ

自分が何に興味があって、何をしているときに心から楽しいと思えるかをよく考えて進路を選択すれば、うまくいかないことがあっても後悔することは少ないと思います。 また、一度は海外へ出て生活・仕事をすることで、異なる肌の色の人々と接して日本を外から見る視点を得ることが、これからはますます重要になると思います。


Q. 民間経験・海外経験

これまで経験した米国の研究環境で気づいたのは、
(i)昼間の集中力が高く、単位時間あたりの生産性を高めようと努力する。
(ii)会議は短いものが多く、意思決定が速い、
(iii)身近な人と研究テーマが近くても(意外なことに)さほど気にせず、他人の研究を適宜取り入れながら自分の研究を進める、などでしょうか。

また大学では、学生の修士や博士の学位論文の発表などでも、サイエンスのストーリーを語りながらその中に自分の研究を位置づけて発表するのが平均的にうまいように感じます。
生活環境も日米では大きく違いますが、米国では人種・民族の多様性が大きいこと、それを全体としては推奨する社会になっていることが、多くのことの根本にあるように感じます。 そんな環境の中で、いろいろな国から米国へ来てがんばっている人々から日々エネルギーをもらうことが多いです。


もっと知りたい

http://science.jpl.nasa.gov/people/Suzuki/


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