会員の紹介

2014年4月掲載

気象学の研究の一端を担うことに、私は人生を賭けよう



    

理化学研究所 計算科学研究機構
データ同化研究チーム
チームリーダー

三好 建正


Q. 学部・大学院での専門

物理学、気象学/ Ph.D.(Meteorology)(メリーランド大学)


Q. 過去の研究履歴(略歴など)

気象庁予報部数値予報課 技術専門官:
      データ同化システム開発

メリーランド大学大気海洋科学部 Assistant Professor (Tenure track):
      数値天気予報におけるデータ同化の研究、台風予測研究


Q. 現在の専門分野(仕事の内容)

データ同化、数値天気予報


Q. 進路選択を控えた大学生、大学院生へのメッセージ

数値天気予報の研究者は、日々コンピュータの前に座って、コンピュータの中に天気を作り出すシミュレーションの研究をしています。
世界最先端のスーパーコンピュータと、人工衛星や世界中の観測データを駆使して、現実に忠実なシミュレーションを作る、壮大な研究です。研究を進めることで、豪雨や台風、高温や干ばつなどの異常気象を事前に予測し、気象災害を最小限に抑える、そんな風に社会の役にも立てる、やりがいのある学問です。
コンピュータは日進月歩、それを生かして、シミュレーションもますます高精細になります。センサ技術も進歩し続け、観測データも高度化していきます。これら発展するシミュレーションと観測データを結びつけることで、新たな価値を創造するのが、データ同化の研究です。
世界の人口が増え、人類が環境に与える影響が大きくなるにつれて、気象学の社会的な役割も大きくなるでしょう。そんな気象学の研究の一端を担うことに、私は人生を賭けようと思いました。
新たな知を創造することが科学の原点です。気象について、人類が知らないことはまだたくさんあります。
最先端技術を駆使して気象についてもっと知る、そして新たな知を得ることが社会の役に立つ、やりがいのある研究分野だと思いませんか?


Q. 民間経験・海外経験

気象庁在職中の2003年から2年間、米国メリーランド大学に大学院生として留学しました。
また、2009年から4年間、今度は教員としてメリーランド大学に勤務しました。
アメリカの大学院では、様々なバックグラウンドの学生たちが切磋琢磨しています。いろんな国々から優秀な留学生や研究者が集まる、そんな魅力を放つのがアメリカの大学院なのだと思います。
その魅力の一つには、自由な研究環境があるでしょう。自由は大変魅力的なものですが、相応の対価が伴います。
責任ある研究者、知識人として、自由な研究環境の中で自分の持つ力を最大限に発揮すること、アメリカで過ごした6年間、そんな研究者の本分というものを肌で感じた気がします。


もっと知りたい

http://data-assimilation.jp/miyoshi/

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