会員の紹介

2015年1月掲載

視野を広げ、英語力を養い、国際的な人間関係を築くために、若い時に海外生活を経験されることをおすすめします。



    

九州大学
応用力学研究所 地球環境力学部門
助教

端野 典平


Q. 学部・大学院での専門

大気科学、土木工学 / Ph D (University of Wisconsin-Madison), M. S. (University of Iowa)


Q. 過去の研究履歴(略歴など)

ウィスコンシン大学 博士後研究員: 雲微物理モデルの開発
東京大学大気海洋研究所 特任研究員:
      衛星データシミュレータの開発と再現された雲の評価
台湾中央研究院環境變遷研究中心 博士後研究員:


Q. 現在の専門分野(仕事の内容)

中央研究院では、主に、数値モデルを用いた雲微物理素過程の研究を行っています。


Q. この分野に入ったきっかけ

京都で学生生活していたころ、ちょうど気候変動枠組条約締約国会議があり、地球温暖化問題を知りました。当時は土木工学を専攻していて、豪雨の統計解析をしました。そのうち、雲降水の物理がもっと知りたくなり、また気候変動で、雲降水がどうなるんだろうと思い、今の方向に進みました。


Q. 現在の研究(仕事)の魅力やおもしろさ

物理の法則に基づいた数値モデルで、自然現象が再現できるとき、できないとき。自然現象を少しでも理解できたとき。対象とする現象を身近に体験できること。


Q. これまで研究(仕事)をしていて辛かったこと(解決策なども)

締め切りが迫っていて結果がでないときは、つらいですが、それは研究の一部なので、焦らずにやるしかないです。開き直ることが大切。


Q. 研究(仕事)以外の楽しみや趣味

ハイキング、ドライビング、犬の散歩、テニス


Q. 仕事とプライベート(家庭など)のバランス

研究職のいいところは、時間が自由に使えるところなので、できるだけ家庭のイベントなどにあわせるようにしています。まだ子供が小さいので、土日はできるだけ子供と一緒に遊ぶようにしています。


Q. 進路選択を控えた大学生、大学院生へのメッセージ

視野を広げ、英語力を養い、国際的な人間関係を築くために、若い時に海外生活を経験されることをおすすめします。


Q. 民間経験・海外経験

私は修士課程からアメリカの大学に入学し、そして博士課程とポスドクまで、計10年生活しました。日本の大学院生との大きな違いは、修士課程から、研究補助(research assistantship)や教育補助員(teaching assistantship)として、給料が出て、多くの場合は授業料が免除になることだと思います。なので、学生といっても、経済的に自立することができ、結婚している人も多くいます。また、大きなプロジェクトの研究補助の場合には、人的ネットワークを広げることができ、その後の就職活動に非常に有利になります。アメリカは人口が日本の2倍以上なので、研究グループの数もやはり多いですし、グループ間の競争も、よい意味で激しいです。アメリカは実力主義と言われますが、日本同様、人的ネットワークは非常に大切です。また、日本と違って、博士課程からポスドクにかけて、早い段階で、研究資金を取ってくることが推奨されます。自分のしたい研究がはっきりしているのであれば、自分の研究に専念できるチャンスのある環境だと思います。台湾の博士後研究員の環境は、どちらかといえば、日本に似ているかもしれません。学術的にはアメリカとの関係が強いです。文化が日本に近く、人々が非常に親切で、海外といえど、暮らしやすいです。

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