会員の紹介  ※所属・肩書きは掲載当時のものです

2019年4月掲載

見たり体感したりしやすいところ・実感が湧きやすいところが魅力



    

ブルックヘブン国立研究所
環境・気候科学部門 研究員

遠藤 智史


Q. 学部・大学院での専門

気象学、地球環境科学 / 博士(理学・名古屋大学)


Q. 現在の専門分野(仕事の内容)

雲・境界層スケールの現象に興味があり、物理過程の研究、観測データの解釈、モデルの開発等に携わっています。いま主に取り組んでいるのは、オクラホマにある気象観測サイトで観測された積雲を対象とした高解像度の気象シミューレーション (LES) の運用・評価・改良と、それを用いた研究です。シミュレーションデータは観測データとあわせてアーカイブされ、誰でも利用することができます。


Q. この分野に入ったきっかけ

空を見るのが仕事になれば楽だろう、と思っていました。大学生のとき、余暇にパラグライダーをしていたので、下層大気に興味を持ちました。


Q. 現在の研究(仕事)の魅力やおもしろさ

雲・境界層スケールの現象は特にそうですが、気象学は見たり体感したりしやすいところ・実感が湧きやすいところが魅力だと思います。意外な結果が出たときや、整合性や一貫性を感じたときに面白いと思うことが多いです。


Q. これまで研究(仕事)をしていて辛かったこと(解決策なども)

心配事が多い時はストレスを感じますが、大抵のことは運動するとすっきりするので、運動不足もあると思います。


Q. 研究(仕事)以外の楽しみや趣味

研究所内のプールによく行きます。日本ではよく銭湯や温泉に行っていました。この辺りは温泉が少ないですが、マンハッタンのスカイラインを眺めつつ、ニューヨークで入浴を実現できました。 ポスドク仲間で家を借りて住んでいる期間が数年間ありました。問題も多かったですが、振り返ってみれば、楽しい時間を過ごしました。


Q. 仕事とプライベート(家庭など)のバランス

あまりバランスを意識しないで済んでいます。同僚を見ていると、自由度が高いように思います。五時に帰る方でも、夜中の方がメールのレスポンスが良かったりします。昼間に子供の送迎という方もいます。


Q. 進路選択を控えた大学生、大学院生へのメッセージ

希望が叶いやすい進路はあると思うので、いろいろ調べてみてください。ただ、当然ながら、個々のケースは統計的な傾向とは異なるので、やってみるしかないところはあると思います。日本以外も視野に入れると選択肢が増えて、より悩みがいのある選択になるかもしれません。


Q. 民間経験・海外経験

ニューヨークシティから少し離れた国立研究所にいます。シティの方へ遠出すれば、比較的多様性が高く、日本の物も一通り手に入るので、暮らしやすい方だと思います。国立研究所は研究内容や資金調達先の制限が大学に比べて強めなので、自分のやりたいこと・できることとの相性があるかもしれません。面接で年齢含む個人情報を聞くのは違法(ただし、PhD取得後の年数を制限する場合も)、組織の長を公募して公開セミナーをしてもらう等、違いを感じる場面も多々あります。


Q. もっと知りたい

https://orcid.org/0000-0002-3668-8519

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